SEASON TEA '24 Second Flush
今年はファーストフラッシュ前からの異常気象に続き、その後5月中旬まで乾燥した異常な高温の日々が続きました。例年セカンドフラッシュの摘み取りは5月20日頃から始まるのですが、今年は10日ほど遅く5月末から始まりました。また、今年のモンスーンの時期が例年より早く始まり、多量の雨が降ったためダージリンのピーク時の生産量は25%落ち込みました。限られた茶園では何とか品質を維持できたようですが、全体的には昨年を下回ったようです。また、アッサムでは上の写真のように茶畑も水浸しになり、生産量が30%ほど落ち込み、異常気象による害虫の発生が懸念され、農薬の使用量が増加しているようです。ただ、日本への輸出は農薬の使用量の少ない一部の茶園に限られます。特にティージュでは買い付けた茶葉を、輸出前に検査し残留農薬が基準値以下であることを確認してから輸入しております。
ダージリン、クルセオンノースの標高1300mに位置する茶園。1993年よりオーガニック農法を取り入れ品質管理の行き届いた工場で高品質の茶葉を安定供給している。 濃いめの色合いの紅茶液からはまろやかにマスカットフレイバーが漂い、渋みと味わいのバランスの整ったオーガニックティー。
ダージリン南西ミルクバレーの標高1250mの山の斜面に茶畑が広がる。2009年よりバイオ・オーガニック製法に転向し現在では100%オーガニック製法で紅茶を製造している。 中国品種から作られた茶葉は大型で、しっかりとした水色。爽やかな渋みとフルーティーなマスカテルフレイバーが余韻に残る紅茶。
ダージリン南東クルセオン・サウスの標高1000m〜1500mに位置する茶園。製造された茶葉は袋に詰めて、工場から山道を人が背負って運び降ろされる。 中国種の茶葉から製造されたオーガニックティーは、水色は明るめでマスカテルフレイバーが優しく漂い、さっぱりとした渋みが爽やかな紅茶。
アッサム地方ブラマプトラ河の北岸、ラキンプール地区に位置する1836年創業の歴史ある茶園。茶樹の生育に適した肥沃な土壌と気候条件に恵まれ、また、品質管理の行き届いた工場で年間を通して品質の良い紅茶を安定供給している。 赤褐色の美しい色合いの紅茶液は優しい花の香りが漂い、優雅なモルティ―フレイバーの味わいがまろやかに、そして後味のすっきりとした余韻を感じる紅茶。