2024年のプージャは10月10日から4日間行われました。その後10月31日からヒンズー教最大のディワリというお祭りが1週間ほど続きます。日本でいうとお正月のような新しい年を迎える行事です。この間は茶園の作業はストップします。毎年この祭りの時期が決まっていないのは、ヒンズー教のお祭りの日程は我々が普段使っている太陽暦ではなく、月の満ち欠けによる太陰暦を使っているためです。ディワリが終わってから伸び過ぎた茶樹の手入れに1週間ほどかかるためその後の品質はあまり望めません。ですからオータムナルの品質が望めるプージャが終わってからディワリの始まる間に買い付けを行いました。
ここ数年オータムナルの需要が減ってきていているため多くの茶園がこの時期の生産を中止しています。この時期品質が見込まれるミリク地区やロンボン渓谷にあるシーヨック、シンブリ、セリンボンは満足な品質を保てた数少ない茶園でした。
アッサムでは2ndフラッシュから引き続き異常気象による農薬の使用が高まっていて、農薬使用の少ない安心な茶園はごく限られたものとなってきていますが、その数少ない茶園の中から買い付けをいたしました。