2017年セカンドフラッシュがピークを迎えた6月上旬から3か月半ほど続いたダージリンでのストライキは紅茶産業に関わる全ての人たちに多大なるダメージを与えました。この時期は気温も高く、モンスーンに入るため雨が多く降り茶樹の成長が良く、1年で最も生産量の多い時期です。このストライキの影響は来年のダージリンティーの供給量、価格に跳ね返ってくると思われます。さて、3か月半もの間手入れがされなかった茶畑は写真の様にジャングル状態になってしまいました。茶樹と雑草が絡まりあってとても茶摘みなど出来る状態ではありません。10月に入ってから現地の人たちは茶畑を元に戻すためには2か月は掛かるだろうと言っていたので、その時点で今年のオータムナルは諦めていましたが、11月に入ってからオータムナルのサンプルが届き始めました。どれもオータムナルのキャラクターには程遠く、やっとオータムナルらしいシーヨックDJ-85だけを買い付けることが出来ました。2018年5月上旬発売予定のファーストフラッシュ迄セカンドフラッシュのプッタボンDJ-171,ジャンパナDJ-48、シーヨックDJ-76とオータムナルのシーヨックDJ-85を販売いたします。
また今回ご紹介するカングラは、ネパールの西側に位置するヒマラヤ山麓の小規模な紅茶産地です。ダージリンのような風味豊かなバランスの良い紅茶を生産し、収穫量も少なく大変希少な紅茶です。カングラの中でも管理の行き届いたWAH(ワー)茶園より買い付けました。等級はSFTGFOP-1です。こちらはリーフティーとポット用ティーバッグでの販売になります。
いつもの飲み比べセット(3茶園セット)は、シーヨック茶園のセカンドフラッシュとオータムナル、カングラティーのワー茶園をセットした「ヒマラヤンティーセット」になります。(ワー茶園のみ内容量35g)同じ茶園でも収穫時期の違いによる風味の違いをお試しください。また、アッサムはシロニバリ茶園C-873を買い付けました。
9月下旬グームティー茶園の様子です。
インスタグラムで#ティージュを検索いただくと伐採中の動画をご覧頂けます。