ダージリン 2003年ごろからファーストフラッシュの時期の旱魃が続いてきましたが、今年は2月と3月中旬に恵みの雨が降りダージリンは久々に活気づきました。その後、好天に恵まれたおかげで品質、生産量とも昨年を上回る出来でした。特に3月の生産量は昨年を大きく上回り、4月の生産も大いに期待できそうです。 しかしながら、3月4日よりダージリンにある87すべての茶園で賃金100%UPの要求を掲げ、従業員が出来上がった紅茶を運搬しないというストライキに入ってしまったそうです。そして3月24日からはサンプルさえ出荷できなくなったそうです。その後、労使間で話し合った結果3年間で賃金を40%〜45%UPすることで決着し、4月2日から紅茶の出荷が正常化しました。日本では考えられない事態ですね。 今回買い付けた中で私の一押しはセリンボンDJ-2ですが、それぞれの茶園の個性がとても良く表れた今年のファーストフラッシュだと思います。 アッサム アッサムもダージリン同様に2月、3月は昨年に比べ、生産量50%UPという大収穫でした。もちろん品質も素晴らしく、4月の生産量も昨年を大きく上回る勢いです。
ジャンパナ茶園は少しずつ有機栽培に移行していることもあり、以前より丸みのある芳醇な味わいの茶葉になりました。環境に優しく、飲み手にも作り手にも優しい茶葉つくりを目指し今後も更に進化を遂げていく茶園です。 しっかりと撚られた茶葉からは、フルーティーでグリニッシュな香りが立ち上ります。繊細な春らしいニュアンスを併せ持ちながら、甘味と酸味の均整が取れたバランスの良い仕上がりとなっています。若く青いファーストと比べると、しっかりとしたその味わいからは、素材そのもの良さが感じ取れる素晴らしい春摘みです。
エコロジカルな活動の極みでもあるバイオダイナミクス農法によりシーヨック茶園には豊かな土壌が育成されています。有機栽培に移行して10年以上になり、土壌には豊富なアミノ酸を含んでいる為、茶葉ひとつひとつに豊かな風味が凝縮されています。 充実したボディ、上品で芳醇な甘い香り、そしてオーガニック茶園ならではの独特なコクが三位一体となって口の中をかけめぐります。ファーストフラッシュとしては珍しく、存在感溢れるその風味は、非凡な印象すら感じます。今年もこの茶園にしか作れない極上の味わいをお楽しみ下さい。
セリンボン茶園は、ロンボン渓谷の上流に位置する名園で、高い理念のもと有機栽培に意欲的に取り組んでいる茶園です。標高は1100メートルから1700メートルと、ダージリンティー特有のマスカテル香気の醸成に理想的な立地となります。 良質なファーストフラッシュらしい味わいと香りを湛える、クラシカルな春摘みです。 涼やかな香りと甘味、軽やかな口当たりから春らしい素直な味わいを体感することができます。様々な風味が織り交ざり、繊細ながらもしっかりとした満足感も味わう事ができる華やかな春の紅茶です。