今年のダージリン地方は昨年同様暖かく、5ヶ月以上も雨が降らず新芽の生育には過酷な状況でした。特に標高の低い茶園は霧の発生も少ないため、深刻なシーズンとなりました。過去20年で例を見ない旱魃といっても良いでしょう。 今年はティージュ定番の茶園を中心に9箇所現地視察してきました。どの茶園も土地は乾ききっていて、本来ならば収穫が終わっているはずの新芽も4月初めにもかかわらずとても小さいものが目立ちました。3月の生産量は過去最悪かもしれません。そんな状況の中、なんとか3つのロットを買い付けて来ました。価格も当然高騰しておりましたが、ティージュはいつもの価格で販売いたします。是非ご賞味ください。 アッサムでは標高の高い地域で3月中旬に雨が降ったため、少しは持ち直しましたがそれでも昨年の4割程度しか収穫できませんでした。毎年の事ではありますが、シーズン初頭生産量の少ない粒の大きなCTCの買い付けには大変苦労します。