2009年オータムナルの発売です。 今回も恵まれた天候とはいきませんでしたが、それぞれ個性溢れる茶葉が揃いました。 地球温暖化の影響が紅茶栽培にも深刻な影響を及ぼし始めて数年が経ちます。農作物のサイクルが狂い始め、毎回買い付けするタイミングが本当に難しくなってきています。 昨年同様ダージリンでは10月に入ってからも昼間の気温が高く、夕方から夜にかけては冷え込むというように、 昼夜の気温差が激しかったため、茶葉が硬くなり香りも少なく本来のオータムナルのキャラクターが出てこない茶園が多かったようです。 テイスティングサンプルの中にはオータムナルというよりはセカンドフラッシュに近いものが多く見受けられました。 今回良かった茶園はサングマ、キャッスルトン、タルボ、セリンボン、マーガレッツホープなどでした。 今年のオータムナルはダージリン、アッサムともに収穫量が、昨年の80%程度でした。 今回のティージュセレクトは偶然にも有機栽培(中国種)、中国種、クローナル種とそれぞれ個性のある茶葉です。それぞれの特徴を飲み比べていただくのも興味深いと思います。