ここ数年続いている異常気象は、日本のみならず世界中で起きていることは周知の通りです。 自然の恵みである紅茶にとって、この自然のサイクルが狂うと収穫量・品質に直接影響を与えます。 ダージリンでは、昨年12月から今年の1月にかけて、平年に比べて気温も高めでした。 そのため、今年のファーストフラッシュは早くなるものと予想されておりましたが、2月に入ってから急激に気温の低い日が続き、ダージリンの一部の地域で雪が降るというこの時期にしては異常な天候となりました。3月に入ると気温は平年並みに持ち直し、結果的には3月中旬過ぎに多くの茶園で初摘みが始まりました。 しかしながら、2月の低温の影響で3月の収穫量は平年の60%程度にとどまり、トップクオリティーの紅茶も少なく、結果的に高値取引になりました。 数多くのテイスティングの結果、今回ティージュが買い付けたダージリンはサングマDJ-3、リッシーハットDJ-10、シンゲルDJ-3の3茶園です。 この中でシンゲル茶園は、バイオダイナミック農法という無農薬栽培を採り入れている茶園です。香り、味ともにバランスの取れたすばらしい紅茶を買い付けることが出来ましたので、きっとご満足いただけるものと思います。 アッサムはサロナー茶園より、こっくりと甘みのある茶葉が入荷いたしました。 2007年度最初の収穫になります。どうぞ存分にお楽しみ下さい。