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coromo-cya-yaへの道のりは慣れていないと見過ごしてしまう路地裏ですが、吉祥寺駅公園出口から2分ほど歩くと古いビルの前に看板が見えてきます。
大きな窓から日が差し込む店内はアパレルショップとカフェが併設し、衣食住が一緒になった自然な空気が流れています。ディレクター兼デザイナーでもある中臣さんが徹底的に追及したのは「のんびりとした居心地の良さ」。選び抜かれたテーブルや椅子、積まれている本や遊び心のある鳩時計など、白と木材を基調にした空間作りはアパレルショップの洗練さとカフェの和やかさが見事に調和しています。
店名に“teafood”とあるように紅茶をおいしく飲んで頂きたいという想いがベースにあるため、カフェでは茶葉本来の香りが楽しめるものばかり。丁寧に淹れられたアッサムには手作りのスコーンがおすすめ。柔らかな食感に小麦とバターの香りが一体となり、添えられた2種類のクリームでまったく別物になる表情豊かな逸品です。
「洋服も料理も素材の良さをいかし、手をかけて作る工程は同じだから」とストイックにできるだけ手間をかけたものを提供していますと語る中臣さん。素材が単純であればあるほどそこに作り手自身が表れ、説得力のあるものが出来上がる。味わい深い紅茶を飲みながらそんなフレーズがふと頭に浮かんでくるひと時でした。
吉祥寺という街は、あたらしいお店が次々とできるような活気あふれる街である反面、生活の匂いやざわめきが常に感じられるとてもヒューマンな場所。オープンしてまだ2年目を迎えたばかりですが、衣と食という2色がブレンドされたcoromo-cya-yaはこの土地でオリジナルの『色』を作り、既に多くの人に愛されはじめているようです。 |
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