おいしい紅茶のために、自然環境を守ることは大切なこと。
良質な茶葉の収穫や生産量は、気候に左右される部分が大きいからです。
ところが、ここ何年も異常気象が続き、例年通りということがありません。

こうした状況から、ティージュもSDGsに関心を寄せ、何かできることはないかと考えていました。
そんな折に、友人であり、ティージュの紅茶の愛飲者でもある、森啓子さんが代表を務めるNPO法人「ゴリラのはなうた」の活動を知り、賛同。サポートしています。
森さんはアフリカの赤道直下の国、ルワンダにある火山国立公園で、マウンテンゴリラの保護を目的として、活動しています。森さんの話を聞くと、ゴリラはとてもSDGs的な暮らしをしているのです。貧富の差がなく、食べものが不足することもない。木々の葉っぱや果実も食べ尽くすことはせず、ちょっとずついただいて、森の中を移動しながら生活している。ゴリラが適度に食事をして移動することで、光や風が森に行き届き、健康な森づくりに役立っているそうです。

ゴリラがいることにより環境が守られ、それは一杯の紅茶のおいしさにつながっている。
そう考えて、まずはできることから始めたいと思いました。
森さんは1年の半分以上をルワンダで過ごしていますが、現地での日々にも紅茶が欠かせないそうです。仕事から帰ってきた後、ひと手間かけて淹れた紅茶が疲れを癒し、ほっと気持ちの安らぐひとときをつくる。幸せなティータイムが心を満たし、まわりの人や動物、自然に広がっていく。そんな循環を起こせたらと考えています。